本稿では11の倍数を判定する方法を紹介します。
判定法
- 右から2桁目の数より、最も右の桁の数を引きます。
- 最も右の桁は消去します。
- 上の操作を繰り返し、最後に残った数が11の倍数なら、元の数は11の倍数です。
具体例
9691に上の判定法を用いてみます。
\begin{array}{cccc}
9&6&9&1 \\
&&1 \\ \hline
9&6&8 \\
&8 \\ \hline
8&8
\end{array}
9691の一の位の1を969より引き、968を得ます。
968の一の位の8を96より引き、88を得ます。
残った数88は11の倍数なので、9691は11の倍数です。
9691=11×881です。