数式で独楽する

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紙の縦横比

私たちが普段手にする紙は、長辺で半分に切ると、元の紙と相似の紙ができます。
縦横の比を求めてみます。


絵にするとこのような感じです。
f:id:toy1972:20191011154248g:plain:w200

短辺の長さを1、長辺の長さを xとします。
長方形を半分に分割すると、小さい長方形の短辺は x/2、長辺は1です。
大小の長方形は相似なので、
\begin{equation}
\frac{x}{1} = \cfrac{1}{\ \cfrac{x}{2}\ }
\end{equation}が成り立ちます。
式を整理します。
両辺に x/2を掛け、
\begin{equation}
\frac{x^2}{2} = 1
\end{equation}
さらに2を掛けます。
\begin{equation}
x^2 = 2
\end{equation}つまり、
\begin{equation}
x = \sqrt{2}
\end{equation}となります。
つまり、私たちが手にしている紙は、
\begin{equation}
1:\sqrt{2}
\end{equation}ということです。

ちなみに、A0の面積は 1 \mathrm{m}^2、B0(JIS)の面積は 1.5 \mathrm{m}^2です。
数字が1増えると、面積はそれぞれ半分になっていきます。