円錐を平面で切断すると、
- 円
- 楕円
- 放物線
- 双曲線
が得られます。これらを総称して、円錐曲線と呼ばれます。
このシリーズでは、
\begin{equation}
x^2 +y^2 = z^2
\end{equation}で表される円錐を、平面で切断したときの切断面を見ていきます。この円錐は、直線を軸のまわりを回転させると得られます。原点で2つの円錐の頂点が接しています。
なお、切断面を分かり易くするため、平面ではなく円錐の方を傾けていくことにします。
軸と直交する平面で切断
断面は円になります。
円錐曲線その1~円 - 数式で独楽する
片方の円錐を通過する平面で切断
断面は楕円になります。
便宜上、次項は除外します。
円錐曲線その4~楕円 - 数式で独楽する
2定点までの距離の和が一定の点の集合 - 数式で独楽する
母線と平行な平面で切断
断面は放物線になります。
円錐曲線その3~放物線 - 数式で独楽する
直線までの距離と定点までの距離が等しいの点の集合 - 数式で独楽する
両方の円錐を通過する平面で切断
断面は双曲線になります。
円錐曲線その5~双曲線 - 数式で独楽する
2定点までの距離の差が一定の点の集合 - 数式で独楽する
軸と平行な平面で切断
断面は双曲線になります。
円錐曲線その2~双曲線 - 数式で独楽する
2定点までの距離の差が一定の点の集合 - 数式で独楽する